Lyrics

大きい兎　回転木馬
甘い菓子　色とりどりの木、尻目に
「帰ろう　帰ろう」と腕組外す

駄々をこねる　片言言葉
潤んだ目　喧しい口、横目に
「今度　今度」とはぐらかして

春になり氷も溶けて
「ハイホー　ハイホー」陽気に出掛ける様
計画していたから、座り込んだ

誘う牧場　三匹仔豚
異国の家　形マチマチな実、眺め
「あっそう　あっそう」と知った振り

真に受ける顔を作り
「そうね　そうね」何度も肯くの、聞いた
虫の雨宿り

お昼寝して夢見て
肌に触れる肌で目覚めて
手許、手繰り寄せ
思いを馳せるべきはどこ

睡眠空気に落ちて
彷徨える事にわらって

最後は皆　船着場
めぼしい行く先々の地、だから
「最後　最後」とうそぶいた

また逢いたい事を知って
「ウララ　ウララ」踊り出していると
駆寄って来たから、仕舞い込んだ

暗い部屋で爪弾いた、あなたの隅々まで
あからさまにする気持ち
思いを寄せるべきはどこ

形の無いものでも、あるはずだもの

憧れた、ありふれた話に
身を寄せてみたって
讃えた街、叶えられた夢は
ひと欠けらも残らずに